州西部に位置する風光明媚な地域で、南北に細長く伸びる11の湖が人の指のように見えることから名づけられた。なかでも4つの主要な湖の周辺にワイナリーが集中しており、それぞれの名称はアメリカ先住民の名前に由来している;カナンデーグア湖(“選ばれし場所”)、キューカ湖(“カヌーの着岸”または“曲がった湖”)、セネカ湖(“石の場所”)、カユガ湖(“船の上陸”)
そのうち、セネカ湖とカユガ湖はブドウの生育条件が他とは大きく異なるため、独立したサブAVAとして認識されている(さらに詳しい情報については、New York Wine Course and Referenceを参照)。
この地域で目覚ましい成長が見られるのは、“リトル・レイクス”周辺 - すなわちコネサス湖(“永遠の美”)とヘムロック湖(ただ一つ、ヨーロッパの入植者名に由来する)の辺りだろう。東部にある小さなオワスコ湖(“水に架かる橋”または“交差場所”)、カゼノビア湖(“黄色い止まり木の湖”)、スカネアトレス湖(“長い湖”)周辺でも、続々とワイナリーが誕生している。
フィンガー・レイクスでは主に、スパークリングワイン、リースリング、ピノ・ノワール、アイスワインを多く生産しているが、シャルドネやカベルネ・フラン、ハイブリッド品種やラブルスカ品種から造られるワインでもよく知られている。
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