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ホークル ニューヨーク州知事、2025年ニューヨークワイン・クラシックの受賞者を発表

Photo from Rima Brindamour.
画像提供:Rose Hill Vineyards/2025年ニューヨークワイン・クラシック ガバナーズ・カップ受賞
Photo from Rima Brindamour.
画像提供:Weis Vineyards/2025年ニューヨークワイン・クラッシック ワイナリー・オブ・ザ・イヤー受賞

エンパイア・ステートを代表するワインが年次表彰式に登場

ニューヨーク州知事キャシー・ホークルは7月17日(NY現地時間)、ニューヨークワイン業界の最高峰を紹介するコンペティション、「第39回ニューヨークワイン・クラシック」の受賞者を発表した。

最高賞である「ガバナーズ・カップ」は、2019 Clarity Cabernet Sauvignonが高い評価を受けたロングアイランドのRose Hill Vineyards(旧名:Shinn Estate Vineyards)が受賞した。
また、フィンガー・レイクスのWeis Vineyardsは複数の部門で優れた成績を収めたことが評価され、2年連続、通算3度目となる「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。
これらの受賞は、ニューヨーク州のワイン造りにおける卓越性、創造性、職人技、そして品質へのこだわりが引き続き継承されていることを示している。

「Rose Hill Vineyards、Weis Vineyards、そしてこのコンペティションに参加したすべてのワイナリーの皆さん、おめでとうございます。」と、ホークル知事は述べた。
「ニューヨークワイン・クラシックは、州内のワインおよびブドウ産業の最高峰を祝うものであり、その品質の高い独自の品種は世界的にも認められ、私たちが業界のリーダーであることを証明しています。レイク・エリー、フィンガー・レイクス、ロングアイランドといった地域から、州全体にわたり、ニューヨークのワイナリー経営者や農家の皆さんが造り出すワインの品質は他に類を見ません。」

ニューヨークワイン・クラシックは、ニューヨークワイン&グレープ財団(NYWGF)によって毎年開催されており、1985年の創設以来、ニューヨーク州のワイン産業の卓越性を示し続けている。
現在では、全米でも最も権威あるワイン・コンペティションの一つとされており、レイク・エリー、ナイアガラ・エスカープメント、フィンガー・レイクス、アッパー・ハドソン、ハドソン・リバー・リージョン、ニューヨーク・シャンプレイン・バレー、ロングアイランドといった州内の多様な政府公認ワイン用ブドウ栽培地域(AVA)で生産される優れたワインの数々を紹介している。
本コンペティションは、優秀なワインメーカー、情熱的なブドウ栽培者、そして地域の多様性を称える有力な場であり、ニューヨーク州のワインが世界的に高く評価され続けていることを力強く示す存在である。

ガバナーズ・カップは、「ベスト・イン・ショー(最優秀ワイン)」と認定されたワインに授与される賞であり、「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」は、複数部門において総合的に最も優れた成績を収めた生産者に贈られる栄誉である。
さらに、スパークリング、白、赤、ロゼ、デザート、スペシャリティなど、さまざまな部門において追加の表彰も行われている。

審査は今年で5年連続となるビバレッジ・テスティング・インスティテュート Beverage Testing Institute (BevTest) との提携により実施された。
BevTestの審査チームは、ソムリエ、飲料ディレクター、エデュケーター、小売バイヤー、業界経験者などから構成されており、公平性と一貫性を確保するためにブラインド・テイスティング方式が採用されている。

本年は、100を超えるワイナリーが参加し、約700本のワインが出品された。このことは、ニューヨーク州のワイン産業の強さと広がり続ける影響力を示すものである。
最終的には、プラチナメダル12、ゴールドメダル261、シルバーメダル299、ブロンズメダル80が授与された。
「ニューヨークワイン・クラシックは、単に優れたワインを称えるだけでなく、情熱や粘り強さ、革新性を備えた産業の歩みを物語るものです。」と、NYWGFのエグゼクティブ・ディレクター、サム・フィラー氏は述べています。
「このコンペティションは、ワインメーカーや栽培者の技術と創造性を称えるとともに、消費者の皆さまにニューヨークワインの品質と多様性を知っていただくための貴重な機会でもあります。」

2025年の授賞式は昨年に引き続き、“The SOMM Journal”の東海岸エディターであり、“Wine with Wanda”の創設者でもあるワンダ・マン(Wanda Mann)氏が司会を務めた。
「今年もまた、ニューヨークワイン・クラシックの受賞者の皆さまに感動と刺激を受けました。」と、マン氏は語っています。
「受賞ワインの品質と多様性は、ニューヨーク州が優れた創造性とクラフトマンシップにあふれた一流のワイン産地であることを力強く証明しています。このコンペティションは、ニューヨークワインにふさわしいスポットライトを当てるうえで、極めて重要な役割を果たしています。」


2025年ガバナーズ・カップ受賞者2019 Clarity Cabernet Sauvignon, Rose Hill Vineyards, Long Island

2025年ワイナリー・オブ・ザ・イヤーWeis Vineyards, Finger Lakes

2025年のベスト・イン・カテゴリー受賞者は以下の通り:

最優秀スパークリングワインHudson Valley Vineyards Right Bank Blanc De Blancs, Hudson Valley

最優秀白ワインWeis Vineyards 2024 Grüner Veltliner, Finger Lakes

最優秀ピンクワインWeis Vineyards 2024 Dry Rosé, Finger Lakes

最優秀赤ワインRose Hill Vineyards 2019 Clarity Cabernet Sauvignon, Long Island

最優秀デザートワインBillsboro Winery 2023 Après, Finger Lakes

最優秀スペシャルティワインMontezuma Winery Crimson Queen Cranberry & Rhubarb


「本コンペティションに初めて出品した年に、これ以上の結果をいただけるとは夢にも思いませんでした。さらに、このワインでの受賞というのは、まさに理想的な展開です。」とRose Hill Vineyardsのゼネラル・マネージャーであるAmi Opisso氏は語りました。
「Clarity Cabernet Sauvignonは、当ヴィンヤードが誇る象徴的な存在であり、ニューヨーク州産ワインの品質、奥行き、そして熟成の可能性を体現しています。優れたヴィンテージ、持続可能な農法によって健全に育まれた畑、そして妥協を許さない才能ある純粋主義の醸造家――それらすべてが理想的に揃った結果だと感じております。今回のご評価に、心より感謝申し上げます。」

「3度目の『ワイナリー・オブ・ザ・イヤー』受賞という光栄にあずかり、今もなお驚きを感じております。」とWeis VineyardsのオーナーであるPeter & Ashlee Weis氏は語りました。
「数多くの素晴らしいニューヨークの生産者の中で、このように認めていただけたことは、たいへん名誉なことです。本賞は、当ワイナリーの献身的なチームとブドウ栽培者の皆さんの情熱と努力への称賛であり、彼らなしには成し得なかった成果だと感じております。そして、常に私たちを応援してくださった地域の皆さまにも、心より感謝申し上げます。Zum Wohl!(ドイツ語で「乾杯」の意)」