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ニューヨークワインの
ブドウ品種を知る

ニューヨークの

代表的なブドウ品種

あなたのお気に入りの品種はなんでしょうか。そして次のお気に入りは?
私たちのブドウ畑やワインショップにある品種の多さに驚かれることでしょう。あなたの好みに限らず、興味深いもの、満足のいくもの、または本当においしいものを見つけることができます。すでにお気に入りのニューヨークワインを飲んだことがあるかもしれませんが、次のお気に入りもここで見つかると思いますよ!

白ブドウ品種

リースリング

原産地:ドイツのライン川渓谷

ブドウ栽培: リースリングは、ヴィティス・ヴィニフェラ品種の中で最も耐寒性が高いブドウ品種の1つであり、ニューヨーク州北部のブドウ畑によく適しています。リースリングの房はコンパクトで、緑がかった黄色の果皮の小さな果実を持ちます。この品種は成熟期の後半でも酸味を維持することができるため、遅摘みの凝縮感のあるワインにおいて風味のバランスを保つことができます。

主要 AVA:フィンガー・レイクス、ロングアイランド、レイク・エリー

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 339 ha
ロングアイランド: 23.6 ha
レイク・エリー: 16.8 ha
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 25.2 ha
ニューヨーク州合計: 413.6 ha

醸造: ステンレスタンクでの低温発酵により、香り豊かなリースリングの繊細な風味が維持されます。多くの場合、ステンレスタンクで熟成され、場合によってはニュートラルオーク(古樽)で熟成され、通常収穫後の春または夏にリリースされます。

味わいと香り: 冷涼な気候のリースリングは、ライトボディからミディアムボディで活き活きとした酸味を持つ、フレッシュで香り豊かな熟成能力のあるワインを生み出します。リースリングは、典型的なリンゴ、有核果実、花、蜂蜜、スパイスの特徴を持つ複雑な香りがあります。ニューヨークのリースリングは、極辛口から極甘口まで、さまざまな範囲の残糖度で造られています。ブドウが「貴腐菌」(ボトリティス・シネレア)の影響を受けた場合や、収穫後期にブドウ樹の上でブドウの水分が蒸発した場合、優れたデザートワインに仕上がります。

シャルドネ

原産地: フランス、ブルゴーニュ地方

ブドウ栽培: シャルドネは非常に樹勢が強く、耐寒性のあるヴィティス・ヴィニフェラ品種です。開花が早く、霜害のリスクが高まる可能性があるため、開花を遅らせるために開花直前にブドウ樹が剪定されることもあります。シャルドネの房は小さく、果皮の薄い琥珀色の小粒の果実を付けます。適応性の高いブドウ品種で、様々な気候やブドウ畑の土壌で栽培することができます。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、ロングアイランド

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 140.4 ha
ロングアイランド: 176 ha
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 11.6 ha
ニューヨーク州合計: 346 ha

ブドウ栽培: シャルドネは複雑さを高めるために、様々な醸造技術を使用して様々なスタイルのワインが造られます。ステンレスタンクでの発酵や、新樽またはニュートラルオーク樽(古樽)での樽発酵、シュール・リー熟成、マロラクティック発酵、オーク樽やコンクリートタンク、アンフォラでの数ヵ月の熟成などの醸造技術が使用されています。

味わいと香り: 涼しい気候のシャルドネは、酸味のバランスが取れたライトボディからミディアムボディのワインを造り出します。シャルドネはリンゴやメロン、白桃、洋梨、パイナップル、レモン、柑橘類などの豊かな香りと風味を示します。マロラクティック発酵を行い、オーク樽熟成をしたシャルドネは、バタースコッチ、バター、ヘーゼルナッツ、トーストの風味が層状に香ります。

ゲヴュルツトラミネール

原産地: イタリア、チロル地方

ブドウ栽培: ゲヴュルツトラミネールは、ヴィティス・ヴィニフェラ品種の中で最も耐寒性が低い品種の1つですが、より冷涼な地域で栽培すると最高品質のブドウに育ちます。ブドウ樹は中程度の樹勢、低収量から中程度の収量、コンパクトな房を持っています。果実は小粒で、果肉は白く、果皮は厚くピンク色で、成熟すると糖度が高くなります。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、ロングアイランド

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 43.2 ha
ロングアイランド: 16.4 ha
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 62 ha

醸造: ステンレスタンクでの低温発酵により、香り豊かなゲヴュルツトラミネールの繊細な風味が保たれます。めったに熟成は行われず、辛口から甘口、スティルワインからスパークリングまで様々なスタイルで造られます。ゲヴュルツトラミネールは時々ブレンドされますが、その独特の香りが他のブドウ品種の香りを圧倒してしまうため、ブレンドの大部分を占めることはありません。

味わいと香り: ゲヴュルツトラミネールは、スパイシーでトロピカルフルーツの香りが際立った、白ブドウ品種の中で最もフルボディのワインを造り出します。ライチの香りやピンクと白の花のような香りとよく言われます。ゲヴュルツトラミネールに含まれる糖分が多いと、アルコール度の高い辛口ワインに仕上がります。

カタウバ

原産地: 北アメリカ東部

ブドウ栽培: カタウバは耐寒性があり、樹勢の強いヴィティス・ラブルスカ品種です。「スリップスキン」と呼ばれる果皮と果肉が簡単に剥がせる構造を持つ、大粒の赤みがかったピンク色のブドウで、ほどほどの収量があります。この北アメリカ原産の品種は成熟が遅く、長い生育期間を必要とします。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、レイク・エリー

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 345.6 ha
ロングアイランド: 4.0 ha以下
レイク・エリー: 128.8 ha
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 8.8 ha
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 488.4 ha

醸造: カタウバは、加熱した後にプレスされるか、ピンク色の果汁を得るためにスキンコンタクトが制限されることがよくあります。この品種は1970年代に「ポップな」ワインを作るために使用されました。現在では、ワイン・クーラー、スパークリングワイン、白とロゼのデザートワイン、ブドウジュースの製造に使用されています。

味わいと香り: カタウバは爽やかな酸味と、ブドウゼリーの香りとも表現できる典型的なヴィティス・ラブルスカのフォクシー・フレーヴァーを持つ、スパイシーな白ワインまたはロゼワインを生産します。

カユガ・ホワイト

原産地: コーネル大学で開発された、フレンチ・アメリカン・ハイブリッド品種

ブドウ栽培: カユガ・ホワイトは、房が大きく、収量が多いブドウ品種です。早生品種で耐風性があり、病気に強く、アメリカで栽培されている最も生産性の高いフレンチ・アメリカン・ハイブリッド品種の1つです。

主要 AVA: フィンガー・レイクス

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 155.2 ha
ロングアイランド: 4.0 ha以下
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 154 ha

醸造: カユガ・ホワイトは、残糖を含むフレッシュでフルーティーなスタイルや、オーク樽で熟成させた辛口ワイン、またはスパークリングワインを造り出します。この汎用性のあるブドウ品種は通常、単一品種のワインとして造られますが、ブレンドにも使用されます。

味わいと香り: カユガ・ホワイトは、ミディアムボディで酸味のバランスが取れた気軽な白ワインを生産します。このブドウ特有の青リンゴや綿菓子のような香りを、残糖度のあるワインにもたらします。

トラミネット

原産地: イリノイ大学で開発された、フレンチ・アメリカン・ハイブリッド品種

ブドウ栽培: トラミネットは発芽が遅く、晩熟な品種で、近縁種のゲヴュルツトラミネールと同じ風味を持ちます。樹勢が強いですが、果実感のそれほど強くないハイブリッド品種であり、耐寒性と耐病性を備えています。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、ナイアガラ・エスカープメント

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 12.4 ha
ロングアイランド: 4.0 ha以下
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 22.4 ha
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 55.6ha

醸造: トラミネットは辛口もしくは甘口に造られますが、通常は本来の高い酸味のバランスをとるために、残糖を残して造られます。

味わいと香り: トラミネットは、親であるゲヴュルツトラミネールと同様の独特なトロピカルフルーツ、花、スパイスの香りを持ちます。

ソーヴィニョン・ブラン

原産地: フランス、ボルドー地方

ブドウ栽培: ソーヴィニョン・ブランは、温暖な地域から冷涼な地域まで、様々な土壌のタイプで良く育つ樹勢の強い品種です。緑色で薄い果皮を持ち、比較的小柄な房です。

主要 AVA: ロングアイランド

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 6.8 ha
ロングアイランド: 32.8 ha
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 42.4 ha

醸造: ステンレスタンクでの低温発酵により、この香り豊かなブドウ品種の繊細な風味が保たれます。通常、ステンレスタンクで醸造され、ニュートラルなフレンチオークで熟成されることもあります。ソーヴィニョン種は、際立った単一品種のワインに造られたり、香りと複雑さを高めるために香りが控えめな白ブドウ品種とブレンドしたりすることができます。

味わいと香り: ソーヴィニョン・ブランの香りは、気候や熟成条件に応じて、草のような香りからフルーティーな香りまで様々です。メロン、パパイヤ、パッションフルーツなどのトロピカルフルーツの香りを持ちます。

デラウェア

原産地: 北アメリカ東部

ブドウ栽培: 北アメリカ原産のデラウェアは、耐寒性があり、樹勢が強いですが、カビの害にかかりやすいです。収穫時に高い糖度と酸味を維持しており、果皮の赤い果実を付けた小さくコンパクトな房で、中程度の収量になります。

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 45.2 ha
ロングアイランド: 4.0 ha以下
レイク・エリー: 22 ha
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他:4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 67.2 ha

醸造: デラウェアは、辛口ワイン、甘口ワイン、アイスワインなどにも醸造されますが、スパークリングワインが高く評価されています。

味わいと香り: 他のヴィティス・ラブルスカ品種とは異なり、デラウェアには独特のフォクシー・フレーヴァーやブドウゼリーの風味がありません。デラウェアで造られるワインは、淡いピンク色から白色で、フルーティーでスパイシーな香りが特徴です。

黒ブドウ品種

カベルネ・フラン

原産地: フランス、ボルドー地方

ブドウ栽培: カベルネ・フランは中程度の樹勢で、小から中程度の大きさの房を持ちます。近縁種のカベルネ・ソーヴィニョンよりも果皮が薄く、成熟が早く、酸が低い品種です。またカベルネ・フランでは色付きのスピードが遅く不均一になることがよくあるため、他の ヴィティス・ヴィニフェラ品種よりも、外観が淡くタンニンが軽やかな赤ワインになります。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、ロングアイランド

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 94.4 ha
ロングアイランド: 86 ha
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 8 ha
ニューヨーク州合計: 198 ha

醸造: カベルネ・フランはブレンドと単一品種の赤ワインとロゼワインの両方に使用されます。色素が少ないため、ライトボディからミディアムボディの赤ワインが生まれます。熟成にはニュートラルなオーク樽(古樽)がよく使われますが、ステンレスタンク、コンクリートタンク、アンフォラなどで熟成させたフレッシュなスタイルのワインも人気があります。

味わいと香り: カベルネ・フランのワインは、色合いもタンニンも軽い傾向があります。ブドウ畑の仕立てや作業に応じて、フルーティーにもベジタルなワインにもなります。イチゴやラズベリーなどの柔らかい赤い果実の香りや野バラが典型的な香りで、ピーマンやハラペーニョの植物的な香りも特徴です。

メルロー

原産地: フランス、ボルドー地方

ブドウ栽培: メルローのブドウ樹は、樹勢が中程度で、中程度から高い収量です。発芽が早く、春の霜害の可能性が高まりますが、成熟が早いため、秋の激しい雨による損失を回避できます。メルローは、大きな赤い果実がゆるやかに房状に付いているのが特徴です。果実は他の黒ブドウ品種に比べて果皮が薄く、糖分が多く、タンニンが少なく、酸が柔らかいため、丸みのあるリッチな赤ワインが生まれます。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、ロングアイランド

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 34.8 ha
ロングアイランド: 263.2 ha
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 305.2 ha

醸造: メルローは、優れた単一品種のワイン、ブレンドした赤ワイン、ロゼワインに造られます。メルローをブレンドすると、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの渋みのある黒ブドウ品種の色、風味、食感、深みをより向上させます。オーク熟成されるのが最も一般的ですが、オークを使用しないワインも同様に人気があります。メルローは柔らかいタンニンを持つまろやかなワインを造り出し、他のオーク熟成させた赤ワインよりも早めのリリースに適していることがよくあります。

味わいと香り: メルローは、黒系果実や土、花の特徴を含む複雑な香りを持っています。カシスやブラックチェリー、ブラックベリー、ブルーベリー、プラムの黒系果実が層を成しています。土っぽい香りには、黒と緑のオリーブ、フェンネル、フムス、ルバーブ、タバコの香りが含まれます。ユーカリ、月桂樹、ミント、セージ、タイムなどのハーブや花の香りも含まれます。

ピノ・ノワール

原産地: フランス、ブルゴーニュ地方

ブドウ栽培: ピノ・ノワールは耐寒性があり、中程度の樹勢の強さで、収量が低いブドウ品種です。この繊細な品種は、果皮が薄く、房が小さく密集しているため、ウイルス、ウドンコ病、果房の腐敗に弱いです。ピノ・ノワールは他のヴィティス・ヴィニフェラ品種と比較して最も早く成熟し、早く収穫される品種の1つであり、冷涼な気候での栽培に適しています。ピノ・ノワールは早く成熟しますが、不均一に熟すため、より軽やかな赤ワインになります。

主要AVA: フィンガー・レイクス、ロングアイランド

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 77.6 ha
ロングアイランド: 34.8 ha
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 126.4 ha

醸造: ピノ・ノワールは果皮の色素沈着とタンニン量が少ないため、赤ワイン製造中にタンニンレベルを高めるために果皮と果梗を浸漬して長時間の発酵が必要になります。ピノ・ノワールは世界クラスのスパークリングワインやロゼワインを造るのにも理想的です。

味わいと香り: ピノ・ノワールには、ブラックチェリーとシナモン、ササフラス、ミントを思わせるスパイスの強い香りがあります。熟したトマトやキノコなどの土の風味や野菜の風味もあります。

マルケッテ

原産地: ミネソタ大学で開発されたハイブリッド品種

ブドウ栽培: マルケッテは樹勢が強く、収量が高く、病気に強く、耐寒性が非常に高いため、ニューヨーク州の最北端での栽培に適しています。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、ハドソンリヴァー・リージョン

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 16 ha 以下
ロングアイランド: 4.0 ha以下
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 16 ha
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 8 ha
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 40 ha

醸造: マルケッテは、オーク樽で熟成させたジャミーな赤ワインと、収穫後すぐにリリースされる繊細なロゼワインが造られます。

味わいと香り: マルケッテは、色が明るいミディアムボディのワインを造り出します。チェリーやカシス、プラム、ブラックベリーなどの黒系果実の香りが特徴です。タバコ、革、黒コショウなどの土のようなスパイシーな香りが層を成しています。オークで熟成させたマルケッテは、木やトースト、ヴァニラの香りもあります。

レンベルガー / ブラウフレンキッシュ

原産地: スロベニア、スティリア地方

ブドウ栽培: ブラウフレンキッシュは、発芽が早く、成熟が遅い品種であるため、暖かいブドウ畑が適しています。収量が多く、大きな葉と、黒みがかった青色の厚い果皮の果実を付けた大きな房を作ります。

主要 AVA: フィンガー・レイクス

栽培面積:
ニューヨーク州合計: 4.0 ha以下

醸造: ブラウフレンキッシュは濃い赤ワインに醸造されます。通常はオーク樽で熟成され、場合によってはステンレスタンクで熟成されます。

味わいと香り: ブラウフレンキッシュは、生き生きとした酸味のある、深い外観、濃いタンニン、ミディアムボディからフルボディの赤ワインを生産します。ブラウフレンキッシュの香りには、赤スグリ、チェリー、ブラックベリーの赤系と黒系の果実風味が含まれます。カルダモンやブラックペッパーのスパイシーな香りも特徴的です。

サペラヴィ

原産地: ジョージア

ブドウ栽培: サペラヴィは、中程度の生産性と耐寒性を備えたヴィティス・ヴィニフェラ品種で、大きな葉と濃い青色の果皮の薄い大粒の果実が特徴です。

主要 AVA: フィンガー・レイクス

栽培面積:
ニューヨーク州合計: 4.0 ha以下

醸造: サペラヴィは熟成ポテンシャルを持つ、濃い赤ワインとなります。サペラヴィは際立った単一品種のワインを造ることができ、またよりライトボディの品種とブレンドして色と深みを加えることができます。

味わいと香り: サペラヴィは、チェリー、プラム、ブラックベリー、黒スグリの黒系果実の風味があります。甘草、コーヒー、チョコレート、皮革、タバコなどのスパイシーで土っぽい香りも典型的です。

フロンテナック

原産地: ミネソタ大学で開発されたハイブリッド品種

ブドウ栽培: フロンテナックは、樹勢が強く耐寒性があり、病気に強いハイブリッド品種です。小さくて酸の強い果実の、隙間のある房を作り、成熟中には高い糖度になります。

主要 AVA: フィンガー・レイクス

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 8 ha
ロングアイランド: 4.0 ha以下
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 16 ha

醸造: フロンテナックは、辛口赤ワイン、ロゼ、酒精強化ワインに使用されます。

味わいと香り: フロントナックは、チェリーと赤スグリの赤い果実味が特徴です。

コンコード

原産地: 北アメリカ東部

ブドウ栽培: コンコードは耐寒性があり、病気や害虫に強く、生産性の高い品種です。北アメリカ原産のコンコードは、収穫時期中期の後半に熟し、青黒い果実を付けた中程度の大きさのブドウの房となります。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、レイク・エリー

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 888 ha
ロングアイランド: 4.0 ha以下
レイク・エリー: 6,466.4 ha
ハドソンリヴァー・リージョン: 20.8 ha
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 146.4 ha
シャンプレイン・ヴァレー: 4.0 ha以下
その他: 7.2 ha
ニューヨーク州合計: 7,553.2 ha

醸造: コンコードは通常、加熱圧搾して果皮の色素を抽出することで甘口赤ワインに使用されます。また果皮と接触させずに圧搾してスパークリングワインを造ります。コンコードは、常に1%以上の残糖を残して仕上げられますが、甘口のデザートワインの場合は10%に達することもあります。

味わいと香り: コンコードには、コンコードで造られるグレープゼリーの風味と同様のフォクシー・フレーヴァーがあります。

カベルネ・ソーヴィニョン

原産地: フランス南西部

ブドウ栽培: カベルネ・ソーヴィニョンは樹勢が強く、収量は低いです。肥沃度の低い、水はけの良い土壌で特に良く育ち、非常に肥沃な土壌では、ブドウの葉が茂りすぎて収量が低下します。発芽と成熟が遅く、長い生育期間を必要とする品種で、果皮が厚く、ブドウの房は小さく緩いため、病気に非常に耐性があります。カベルネ・ソーヴィニヨンの果実は小粒で色が濃く、種子が多いため、特徴的な高いタンニンを生み出します。

主要 AVA: フィンガー・レイクス、ロングアイランド

栽培面積:
フィンガー・レイクス: 41.6 ha
ロングアイランド: 57.2 ha
レイク・エリー: 4.0 ha以下
ハドソンリヴァー・リージョン: 4.0 ha以下
アッパー・ハドソン: 4.0 ha以下
ナイアガラ・エスカープメント: 4.0 ha以下
その他: 4.0 ha以下
ニューヨーク州合計: 107.2 ha

醸造: カベルネ・ソーヴィニョンはしっかりとした、熟成ポテンシャルのあるワインを生み出します。この品種は傑出した単一品種のワインを造ることができ、またボルドースタイルのワインを造ることもできます。通常、カベルネ・ソーヴィニョンのワインは、リリース前にタンニンを柔らかくするためにオーク樽で数ヵ月または数年熟成させます。

味わいと香り: カベルネ・ソーヴィニョンは、黒スグリ、ピーマン、ユーカリ、ミント、黒コショウ、グリーンオリーブ、タールの複雑な香りを持ちます。オーク熟成により、トースト、木材、ヴァニラのフレーバーが加えられます。カベルネ・ソーヴィニョンの果実は小さく、果肉に対して果皮の比率が高いため、タンニンの強い、フルボディの赤ワインが造られます。

ニューヨークで栽培
されているブドウ品種
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AVA
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ブドウ栽培面積(ヘクタール)
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